会員の皆さんへー北川薫協会会長よりメッセージ- 情報
- 2020/08/03
会員の皆さんへー北川薫協会会長よりメッセージ
JBC各地区、各都道府県連盟と会員の皆さんにおかれましては、7月以降競技会を順次開催され、コロナ禍における競技活動のあり方を模索しながら活動を再開いただいていることに、心より感謝申し上げます。
さて、新型コロナウイルス感染症の再拡大を受け、JBCは断腸の思いで、NHK杯第54回全日本選抜ボウリング選手権大会の中止を決定いたしました。こうした状況下では、JBCは今後開催予定の全国規模の大会・イベントについても慎重に再検討する必要があると考えております。今後は、感染状況、政府および自治体の指針等により、開催計画が急遽変更となる場合がありますことを何卒ご理解賜りたく、お願い申し上げます。
代表選手の選考を兼ねた競技会等においては、各地区の選手が感染予防策を実践し習慣化することを徹底することが最も重要なことです。そのことが、全国的な大会・イベントを安全に展開できることにつながります。非常に制約の大きい中ではありますが、加盟団体各位におかれましては、引き続き感染予防策を万全に講じていただいた上で、積極的に競技活動を展開していただきたく存じます。
選手の皆さんには、『災い転じて福となす』との考えを持っていただきたいのです。
今場所の大相撲を見ていて感じたことです。今場所は、本来は名古屋場所でしたが、コロナを勘案して東京での開催となりました。本来の東京での夏場所（5月場所）が中止となっていますので、場所間にはこれまでの倍以上の時間がありました。全てのスポーツがそうですが怪我は致命的です。この4か月は相撲取りにとって明暗を分けたようです。治療に専念でき好成績を上げた者と、逆に、相撲勘が戻せずに調子の出ない者もいました。
選手の皆さんに申しあげたいことは、コロナ禍で身動きできない状況をどのように過ごすか、を独自に考えてください。また、周りの方々も、選手のモチベーションを如何にして維持できるか、を一緒に考えていただくことを切にお願い申し上げます。
JBCとして、今後も選手の心身の安全を第一に、最高のパフォーマンスを存分に発揮できる場を設けられるよう、そしてスポーツボウリングの火を絶やすことのないよう最善を尽くしてまいります。また、当然のことですが、レクリェーションボウリングを両輪の片輪として、ボウリングの発展に努めてまいります。
ボウリングはもとより、世界に安全と活力が戻ることを切望しております。
2020年8月
公益財団法人全日本ボウリング協会
会 長 北 川 薫
